女性仏教文化史研究

第8回 門玲子氏をお迎えして 2010年10月19日(土)

活動内容

テーマ: 江戸後期の女流文人江馬細香の生き方とその作品
【概略】
江馬細香は、天明7年(1787)美濃大垣藤江(現岐阜県大垣市藤江町)に生まれました。
父は大垣藩医江馬蘭斎で、杉田玄白、前野良沢について学び、大垣で蘭学塾を開設しました。蘭斎は娘細香に漢詩や書、画を学ばせ、その才能を開花させました。細香が結婚しないで、芸術の道に進みたいと願うとそれを許し、妹柘植に婿養子を迎えて家の後継としました。細香は27歳の時に、京の有名な儒者、漢詩人頼山陽が江馬家を訪問した時、細香は山陽の門人となり、以後18年、師弟として詩と書の道に精進し、画は山陽の友人浦上春琴に師事しました。当時、男性の文学とされてきた漢詩文を、山陽は細香を女性らしい優美な感性をもった詩人に育てようとし、細香もまた師の教えに忠実に従いました。山陽没後も細香は詩、書、画の道に精進し、たくさんのすぐれた作品をつくり出しました。近隣の若い詩人たちや文人に影響を与え、75歳で亡くなった後、父蘭斎の墓の隣に葬られました。

講 師: 門 玲子先生
【略歴】
昭和28年 3月 金沢大学文学部卒
  54年11月 『江馬細香−化政期の女流詩人』を卯辰山文庫より出版(自費)
  55年11月 同著により泉鏡花記念金沢市民文学賞受賞
  59年11月 大垣市文化連盟優秀活動賞受賞
平成 4年12月 『江馬細香詩集「湘夢遺稿」』訳注を汲古書院より出版
   9年 同著を参考にして「湘夢遺稿」の抄訳 Breeze through Bamboo(訳者佐藤紘彰)がコロンビア大学より出版された
  10年 3月 『江戸女流文学の発見−光ある身こそくるしき思ひなれ』を藤原書店より出版
  10年11月 同著により毎日出版文化賞受賞
     11月 江馬細香の研究により頼山陽記念文化賞受賞
  18年 3月 『わが真葛物語 江戸の女流思索者探訪』を藤原書店より出版
  22年 8月 『江馬細香−化政期の女流詩人』を藤原書店より復刊

日 時:  2010年10月9日(土)午後2時~4時
会 場:  京都ガーデンパレス

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