学術講演会

2019年3月8日 第67回    学術講演会 締切りを延長しました。
場所: 国際日本文化研究センター内講堂 (京都)
開場時間: 13:15
開始時間: 14:00
終了時間: 16:30
送迎バス: 往路(日文研行):阪急桂駅東口バスターミナルから大阪方面約70m付近より、12:50~13:20の間に4台無料バス有。
復路(阪急桂駅行):日文研講堂前より、講演会終了後に順次4台無料バス有。
申込み:
受講料: 無料
申込み方法: 2月28日(木)正午必着で下記によりお申込み下さい。
① 申込方法:
ハガキ、FAX、E-mail、ウェブフォームのいずれかで、参加ご希望の ①催し物名、②代表者氏名(フリガナ)、③郵便番号・住所、④電話番号/FAX番号、⑤同伴者氏名(フリガナ)を明記のうえお申込み下さい。
※1申込につき2名までお申込みできます。(同伴者氏名(フリガナ)も必ずご記入ください。)
※3名以上のお申込みは無効とさせていただきますのでご了承ください。
※お電話での申し込みはお受けしておりません。
② 申込 ・ 問合せ先:
〒610-1192
京都市西京区御陵大枝山町3-2
国際日本文化研究センター 研究協力課
(TEL)075-335-2078
(FAX)075-335-2092
(E-mail)koenkai*nichibun.ac.jp(*を@に変えてください)
(Webform) https://webform.nichibun.ac.jp/ja/2019_03_08

※1月25日(金)までにお申し込みいただいた方の結果は2月8日(金)頃にお知らせいたします。それ以降は、先着順にお申込みを受け付け、定員に達した時点で受付を終了いたします。結果は、講演会当日までに、順次郵便にてお知らせいたします。

ご注意:お車でのご来場は、近隣へのご迷惑となりますので、固くお断りしております。
但し、車椅子をご利用されている等、公共交通機関でのご来場が困難であり、自家用車でのご来場を希望される場合は、お申し込みの際にその旨をお申し出いただき、必ず事前に許可をお取り願います。

定員: 500名(抽選による)
主催: 日文研
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内容

挨拶 小松 和彦   国際日本文化研究センター  所長
司会 荒木 浩   国際日本文化研究センター  副所長
講演Ⅰ 子どもをめぐるグラフィックデザイン―日本の洋菓子広告をてがかりに
前川 志織   国際日本文化研究センター  特任助教

(講演要旨)
明治維新後の日本では文明開化の風潮のもと、砂糖・バター・ミルクを原料とする洋菓子が欧米から流入した。やがて洋菓子商品の大量消費を促すための広告活動が、マス・メディアを通して活発化する。それらの広告から、この商品が子どもとの結びつきを強めていったさまがみてとれる。キャラメルの新聞広告を中心に、広告と子どもとの結びつきについて、商品の文化的・社会的意味を形成する広告のデザイン表現に注目し考察したい。

講演Ⅱ 京都の尼僧像にそそぐ光明―尼門跡寺院の新たな歴史をひらく
パトリシア・フィスター   国際日本文化研究センター  教授

(講演要旨)
本講演では、京都の旧比丘尼御所や菩提寺に残された尼僧の肖像について紹介する。太閤秀吉の姉君を開山とする瑞龍寺は、比丘尼御所の中でも比較的豊かな寺院であったが、十八世紀の都の大火でほぼ焼失した。幸い菩提寺の善正寺に瑞龍寺関係の資料や貴重な品が残され、それらから開山日秀尼の生涯や、当時の法華宗の信仰など、知られざる歴史をたどることができる。またあわせて、宝鏡寺門跡の江戸時代の歴代住持や、菩提寺の眞如寺に安置されている4躰の尼僧の肖像彫刻についても述べる。経年劣化のひどかった御像を製作時の美しい姿に戻すべく修復を行った5年の間に、墨書や像内物などが発見され、新事実が浮かび上がってきた。

発表は日本語のみ