NHK TV番組放送 再放送のお知らせ

ロイヤル・ミステリー ~皇后のドレスの謎に迫る~
<BS>2024/2/18(日) 10:30~11:59

大聖寺蔵 昭憲皇太后大礼服について「ロイヤル・ミステリー 〜 皇后のドレスの謎に迫る〜」と題して90分の番組が放送されます。

明治天皇の皇后・美子(後の昭憲皇太后)がまとわれた現存最古の大礼服の研究修復プロジェクトが進む中、NHKの取材が昨年より長期に渡り行われました。この大礼服については、どこで誰がどうやって作ったのかが記録に残されていませんでした。NHKではこの修復・復元プロジェクトをドキュメントし、解き明かされる製造の謎、そして江戸から明治の変革の時期を過ごされた美子皇后のお姿を90分の番組にしました。

大日本帝国憲法が発布されてから4ヶ月後の明治22年6月、美子皇后は大礼服(宮中で最高位の礼服)を身にまとい、1枚の写真を撮影されました。その写真はヨーロッパの各王室へも贈られ、日本の皇室、ひいては日本国の尊厳と聡明、そして不平等条約改正に向けた決意を世界へ伝えていくことになります。昭憲皇太后のイメージはおおよそこの写真からですが、同じ頃に制作された大聖寺蔵の大礼服の研究を進めることで、当時のことや、昭憲皇太后様のご事績や大礼服に込められた思いも見えてきました。

修復を始めると、これまでヨーロッパ製かと考えられてきた大礼服ですが、日本製の可能性も、また別の可能性も出てきました。アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスの研究者をはじめ、国内外の専門家が集い、国際プロジェクトとして研究を進め、修復作業での発見や国内外の研究者の知見から多くの研究成果がありました。また、英国王室のロイヤルコレクションや、ヨーロッパの歴史についてもふれた番組です。

国際シンポジウム「受け継がれし明治のドレス」 令和6年4月6日

国際シンポジウム詳細について、および参加申込は下記QRコードより

【チケット販売開始】2月15日(月)0時〜

昭憲皇太后大礼服研究修復復元プロジェクトについて

日本は明治維新の後、この150年大きな発展を遂げてきました。明治天皇妃、美子皇后(1849-1914)のちの昭憲皇太后は、新しい時代を迎えて近代化が進められる中、洋装の先駆者となるとともに、伝統的な絹産業も重んじられ、その発展にご尽力されました。皇室の洋装儀礼のうち大礼服は最も格式が高く新年拝賀などに着用された第一礼装です。この大礼服が象徴するものは、単に和装から洋装への移行にとどまらず、宮中文化ひいては日本国民の生活文化の変革、外交儀礼上の意味、繊維技術の維持発展、洋風の薔薇文様に顕れる西洋美術の影響など、様々な分野に及びます。

この、明治時代、そして昭憲皇太后の崇高な御事蹟を象徴する大礼服は、明治時代後半に京都の大聖寺門跡に御下賜され今日まで大事に護られてきました。しかしながら、伝統的な絹織物を基調に重厚に施された刺繍や装束全体には烈しい傷みがみられるようになっています。貴重な歴史資料であるこの大礼服を修復・復元し後世に伝えることは私たちの責務であるとともに、改めて大礼服制作にかかる由来や技術、大礼服が果たした役割などを調査研究することで、当時の日本社会、世界との繋がり、昭憲皇太后の御事蹟に思いを巡らせることが可能になると思われます。折しも、昨年明治維新150年を迎えました。この機会に近代日本の象徴的遺産である昭憲皇太后の大礼服を修復・復元し、また研究成果を後世に残していくために、このプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクト事業概要

修復復元活動 

1. 昭憲皇太后大礼服の修復復元(トレイン、ボディスの修復、スカートの復元)

2. 修復事業のための募金活動、研究活動     

3. 明治時代における日本の近代化を背景に、この大礼服の制作、用途などの意味・意義を探求

4. 制作背景を明らかにした上で、大礼服の適切な伝統的染織品の修復方針を考察

5.明治神宮鎮座100年記念シンポジウム開催(2020年)にあたり昭憲皇太后大礼服に関するテーマにて研究考察の探求

出  版     

6.昭憲皇太后大礼服研究修復復元事業のまとめとして出版事業 (2025年出版予定)

ご支援のお願い

出版ご支援のお願い

五年に及ぶプロジェクトの総費用は約2,500万円を予定しておりました。ご支援をくださる団体、および企業様にお力添えを賜りましたが、この間、コロナ禍等による社会状況の変化も相まって、なかなか予定通りに集まらず、現状では、大礼服修復保存や様々な研究結果を取りまとめ出版するための費用が不足しております。

洋装の先駆者であられた昭憲皇太后様、その大礼服の物語が次代につながりますよう皆さまの御理解と御支援を御願い申し上げます。

昭憲皇太后大礼服研究修復復元プロジェクトは、公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団の協力を得ております。

ご寄付は税法上の優遇措置が受けられますので、詳細につきましては、問い合わせフォームへお尋ねくださいませ。

ご寄付の申込先:公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団

※(公財)文化財保護・芸術研究助成財団の協力の下、ご寄付は税法上の優遇措置が受けられます。

文化財保護・芸術研究助成財団サイト

 *文化財保護・芸術研究助成財団資料請求サイト